話はあってないようなものなので、そこは気にせずとにかく怒涛のアクションを楽しむシリーズですね。訳がわからないとか演技がとか文句を言うのは野暮ですね。LDHの皆さんはダンサーなので体が動くのは勿論なのですが、その動かし方や決めのポーズなどがいちいちカッコよく決まるのはさすがですね。
更にそのアクションを捉えるカメラワークが素晴らしい。あれだけの人数が一斉に同時に戦っているのにそれぞれのアクションが繋がっているのがわかるというのは(殺陣も含めて)凄い技術だと思います。所謂、アクションには物語があるという事が徹底されているのだと思います。通常の映画撮影用のカメラだけでなく、ドローンを駆使した流れるようなカメラワークは実にダイナミックで没入感たっぷりです。日本映画ではちょっとなかった事で、それがこんな映画でと言ったら失礼ですが、突然観られたので驚きました。
あと、LDHの皆さんにやられる相手の方々のリアクションが巧いので、本当にぶっ飛ばされた感じが出て、LDHの皆さんが本当に強い人達なんだという錯覚、というかリアリティがあって良かったですね。
