想・像・以・上♩
今さらながら予習して望んで良かったー。
これドラマシリーズ見てなくてもわかる体裁取ってるけど、映画から入るのはワイスピをスカイミッションから観始めるようなもん。
よくある、ドラマが数字取れたら劇場版も視野に…みたいな流れじゃなく、ドラマシリーズは完全に映画をブチ上げるための種蒔きでしかなかった。
他のチームと比べバックボーンがそこまで語られてこなかったMIGHTY WARRIORSが、各チームの幹部クラスを軽々ぶっ飛ばしてく冒頭からギアMAX。
アクションが最も”映える”RUDE BOYSが引っ張る序盤。窪田正孝は佇まいだけで人殺せるくらいかっけーし、『レッド・ブロンクス』オマージュ?の瓶投げつけも楽しい。
アクションで言うと雨宮三男VSアイスが最高なだけに、もっと各所で色んなやつにタイマン張ってほしかった。
とにかく色んなものの影響を感じるけど、作品を貫く精神が近いのは板垣恵介の作品群だと思う。
燃料が「面白れー!」か「かっけー!」かの違いなだけで、とにかくハデに燃えさえすればOKな強引さも、整合性をまるで無視してるあたりも同じ匂いがする。
一見さんにもわかるように、ドラマの内容まんま繰り返すだけの回想が乱発されるのだけは残念。
せっかく大乱戦迎えて振り切れたテンションが、琥珀さんまわりのエモ重視で鈍重な展開に至って大減速するの、超もったいない。