【まるで油ギトギトのラーメン🍜】
別にロバート・ロドリゲスの大ファンってわけじゃないが、芸術色の強いタランティーノと違ってかなり俗っぽい(決して悪い意味ではなく)全編ゲチョゲチョした雰囲気が爽快で楽しく観られる一編だ。💩ﾌﾟ~ﾝ…
ジョニー・デップもアントニオ・バンデラスもこの頃はまだ元気があったので、『キル・ビル』二部作と並んでゼロ年代アクション映画の金字塔だと個人的には思っている。三隅研次✖️勝新の『座頭市物語』へのオマージュもあり、古今東西のゲテモノ映画を華麗にMIXするロドリゲスならではの手腕が光った新感覚復讐モノ。
全体的に南米＆ラテン風味でスパイスが効いた男臭いバイオレンス描写たっぷりのロドリゲス節が炸裂したドンパチ・アクションで、男女の愛憎(サルマ・ハエックの悪女ぶり！)や荒涼とした砂漠をバックに【エル・マリアッチ】の神話的世界が色濃く展開してゆく。
全編、無茶苦茶な割にはロジカルな脚本で不良性感度の高い東映バイオレンス映画のようなムードが濃厚。観る前の期待値が低かったので、思いの外楽しめた。タハハ…💦(*´ω｀*)
