ヒロ

バジュランギおじさんと、小さな迷子のヒロのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

24-19-44
シャヒーダの可愛さと私の涙が止まらない

インド映画祭ということで、バシュランギおじさん観てきました!
多分みんな同じこと言うと思いますが、シャヒーダ可愛過ぎます!
可愛いからどうこうと言うわけではないんですけど、実際にこの子が異国の地で一人で彷徨っていたら庇護欲が刺激されまくってすぐに保護されそうです笑

まず冒頭のシャヒーダが迷子になるところですが、シャヒーダ結構おてんばなんですね…おっさんの足くすぐるのはかわいいイタズラですが後で手錠盗んだりしてますからね…6歳とは言え出癖が悪いぞ…かわいいから何してもいいわけじゃないぞ…
それはさておき、このシーンは置き去りされるシャヒーダ目線でも辛いですが、お母さんの目線でもきついです…娘のためを思って意を決して出発した異国への旅で娘がいなくなるってお母さん可哀想過ぎます…

しかし悲しい雰囲気をあまり引きずらないのがインド映画のいいところです。翌日にはウッキウキで踊り狂うインドの民たちとパワン!あんな主人公感出して踊ってるやつがいたら思わずシャヒーダもついていってしまいますね笑
その後のパワンのインドでの振る舞いは無邪気で可愛らしいですね。「お前もう少し空気読めよ!」とツッコミを入れたくなるところもありますが笑
困り果てたパワンはいかにも胡散臭い旅行代理店のおっさんにシャヒーダを預けて立ち去ろうとし…ここも涙腺が刺激されましたが、その後のパワンの無双っぷりに思わず笑ってしまいます。

自分の手でシャヒーダを連れ戻そうと決意したパワンは、まず国境を超えてパレスチナ軍の国境警備隊に入国の許可をもらおうとします。
このシーン、かなり笑えはしたんですが、パワンの「正直」のラインって少しよくわからないところはありますよね。結構場面によりブレがあるような気がします。

パレスチナ入国後はパワン・シャヒーダ・記者の3人によるロードムービーという様相になりますが、とても楽しそうでいいですね。無邪気なシャヒーダの笑顔がかわいいです。

シャヒーダの家族との再会、パワンの逮捕からの出国というラストは終始涙腺が刺激されます。
パワンを釈放した刑事もかっこいいですが、記者のあの演説には咽び泣きそうになりました。
最後はきっとシャヒーダがあのセリフを言って締めるんだろうなぁと思っていましたが、たっぷり焦らしたあとに注文通りの「おじさん」!
ベッタベタですがこんなの泣かずにいられません!

全体的にかなり力技なところは多い映画ですが、それもインド映画の良さですね!
アホみたいに号泣して、鑑賞後は観客みんなで拍手して大満足でした!
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