【第68回カンヌ映画祭 短編映画パルムドール】
レバノンの作品。カンヌで短編部門のパルムドールを受賞、アヌシーやトロント、サンダンスなどにも出品された。
毎日変わらない混乱と日常があることに疲れた青年は遠くへ行こうとするが…
アニメーションと実際のベイルートの街並みを境界線なしに表現した異色作。実際のベイルートや海などをアニメーションに見えるように加工した面白い技術が使われている。
現実から逃避して、一見救われたようでもそれは決して長続きしない。今ある現実と向き合わなければならないというメッセージを読み取った。安易すぎ?
象は神聖な動物であるはず。それがまるで宇宙船のように立ちはだかる表現が独特。それは神なのか、空想の産物なのか。
非常に面白い試みをしている作品。