男はくらいよ監督さそり

ランナウェイズの男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

ランナウェイズ(2010年製作の映画)
3.6
ボヘミアンラプソディとほぼ同時代のバンド映画として内容は殆ど同じなのにこちらはヒットせず。ボヘミアンより優れてるのは来日公演をちゃんと描いてる事。クイーン同様、最初にブレイクしたのは日本だから。リアルタイムの印象ではクイーンよりランナウェイズの方がインパクト強かった。
この映画の良いところは実際に10代だったコンセプトガールズバンドを少女スターで再現してる所。今だと未成年が素行不良で批判されるだろうが、本当にパンクな生き様を16歳くらいの少女が遂げてたのが凄い!
デヴィッドボウイの物まねするダコタファ二ングが超絶美少女で可愛すぎ。下着姿が映える!ただし、スカウトされた素人だからあまりやる気無しでランナウェイズも解散。
それに比べてバンドメンバーは純粋にロック少女でカッコいい!
特にジョーンジェットが最高にカッコよく、ランナウェイズ解散後も別バンドで大ヒット曲を生み出してる。
クリスティンスチュアートが本物のロックスターの退廃感や演奏を表現してる。百合的要素もありつつ少女青春映画としてはとてもいい思う。
実話だから前半に比べて後半の失速感は勿体ないけど。
マネージャーのキムフォーリーが獣っていうか少女に対してセクハラパワハラで酷い男だけど、ちゃんと実績残してるのは偉い。
何とシェリーカーリーの母親役が実際に少女スターだったテイタムオニール!
ダコタファニングと新旧少女スターの共演は豪華だ。