男はくらいよ監督さそりさんの映画レビュー・感想・評価

男はくらいよ監督さそり

男はくらいよ監督さそり

映画(1796)
ドラマ(7)
アニメ(0)

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.8

日本映画でモンティパイソン並に差別ネタで映画を2本も撮ってしまうのは凄い!
今回は埼玉よりも大阪周辺の県を徹底的に馬鹿にしてて笑う。
滋賀県が底辺で大阪が粉で全国大阪化計画とか爆笑!京都、神戸が誇張さ
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

うわあ!なんかとんでもない映画を見てしまった!全く展開が読めない!
最初はブルジョワを皮肉った若いカップルの映画かと思ったら、豪華クルーズ旅行に招待されてからとんでもなくなる!
モンティ・パイソン➕タ
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童年往事 時の流れ(1985年製作の映画)

3.5

映画館で観た筈だが、35年経って再見したのに全く覚えてなかった。
ローアングルの全編撮影は小津安二郎オマージュ。
台湾の高雄は殆ど日本の昭和の田舎まんまだ。蚊帳、コマ回し、火を起こして風呂焚き等。懐か
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地球最後の男 オメガマン(1971年製作の映画)

4.0

昔、地上波で見たが怖かった。
改めて見たら、ゾンビ、スターウォーズ、マッドマックス、ブレードランナーやゾンビになるまでにしたい100のこと等多数のアニメ、ウォーキングデッド等ドラマに多大な影響を与えて
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風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

3.5

侯孝賢監督の自伝的映画。
主人公が周りと常に喧嘩してて、ガキ帝国みたいだ。何もない漁村の貧しい少年たちの話。出世する道が無い。
高雄に出て女の子に恋をするが叶わない。
女の子が脇毛生やしてたり、やたら
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キリング・フィールド(1984年製作の映画)

4.0

リアルタイムで劇場で観た時は歴史的背景を知らずに観たので良く解らなかったが、その後ドキュメンタリーを見たり、ポルポトについて調べたので、理解出来た。
プラン役のハインSニョールはアカデミー助演男優賞を
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親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.0

パクチャヌクは、オールドボーイも乾きもお嬢さんも好きだけど、これは撮影、編集が独特で意欲作には違いないのだが、展開が飛びまくるのと登場人物が多過ぎて誰が誰だか?どういう話なのか良く判らなかった。
奇を
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.0

カウリスマキ版ストレンジャーザンパラダイス。
四人の男女の殆ど無言の旅。
独特のおかしみと悲しみ。必ずミュージシャンの演奏シーンとコーヒーと酒を飲むシーンがあり、全編登場人物はタバコをふかす。
たまに
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.0

これぞカウリスマキ節。
底辺に生きる男女が出会い、くだらない事で別れたりくっついたり。
ほぼ3人の登場人物のシンプルな作り。
撮影、編集、音楽ととても良い。
フィンランドの陰鬱な感じも出てる。
主演は
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街のあかり(2006年製作の映画)

3.5

アキカウリスマキはブレッソンのラルジャンのようにひたすら無口で感情を出さない男が悲惨になっていく迄を妥協せず淡々と描く。
この男は馬鹿なのか?何か精神に障害があるのか?簡単に女に騙されて、無実も訴えな
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.8

いきなり報道カメラマンと一緒に観客は不条理な殺し合いの世界に参加させられて傍観者になる。
何がどうなってるのか?時代はいつなのか?誰が誰と戦ってるのか判らない。予想ではアメリカの内戦描いた映画だったが
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BAD DADDY 史上最悪のツアーガイド(2011年製作の映画)

3.5

時間潰しにもってこいのアクションファミリーコメディ。
仲間に嵌められてムショに7年服役したスティーブンセガールみたいな腕っぷしの強い親父が娘との信頼を取り戻すまで。
ありきたりな展開と思ったら子供達の
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.8

何か自分が耳が聴こえなくなり、また音を感じる感覚が体感出来た。
最初はドラマーが聴覚と愛を失い、復活するミュージシャンの話と思ったが、一人の男の音を通した旅と思った。
リハビリ施設の場面がとても良い。
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

5.0

映画の日に相応しい映画という事で満員の客席で見た。客層は子供から老人まで幅広い。
侍がタイムスリップして現代に来るという映画はSFソードキル、満月と目新しい題材では無い。
この映画の凄いのは時代劇、大
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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

5.0

バートレイノルズは脱出、シャキーズマシーン、グレートスタントマン、ロンゲストヤード、ブギーナイツ(サイレントムービーのゲストも好き)と名作もあるが、殆どはトランザム7000みたいなB級アクションだった>>続きを読む

ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

4.0

ローラーゲーム、リアルタイムで東京12チャンネルで観てた!東京ボンバーズが強かった。
ローラーゲームの映画としてはジョディフォスターとラクエルウェルチが出てた『カンサスシティの爆弾娘』以来だが、こちら
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獣兵衛忍風帖(1993年製作の映画)

4.0

31年前のアニメと信じられない面白さとクオリティの高さ!
エロと残酷をありったけに注ぎ込んだ忍者スプラッターアニメ!
鬼滅の刃の元祖ともいえる敵の忍者が色んな能力を持ってるのが面白く、どんどん腕や首が
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虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜(2012年製作の映画)

4.0

名作!最近の映画かと思ったら12年前のアニメで存在を知らずに恥ずかしい。
声優に大塚周夫、石田太郎を見つけて納得。
ジブリとは違う田舎の生活とファンタジー。自分が子供の頃に父の田舎の島根や祖母の田舎の
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

4.0

テレビ版を毎週見てた。ビジュアルが凄いけど内容は良く解らなかった。
丸の内線や荻窪、南阿佐ヶ谷、東高円寺の映像とモロに地元。やたらと丸の内線が出てくるけど、それがあの事件を描いてると判る。
兎に角登場
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

4.5

なんだか良くわからないけど、感動した。映像とかキャラとかテーマとか壮大なんだけど、回想シーンの多様と登場人物の多さで何がなんだかさっぱり解らない!それでも世界観が凄すぎて納得させられてしまう。少女革命>>続きを読む

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3(1991年製作の映画)

4.0

一作目の正当な続編。今回はレスリーチャンに変わってトニーレオン。
老師は変わり、ジャッキーチュンは続投(二作目の子孫?)。
兎に角手作り感覚のアナログ特撮が笑える。奇想天外な仏術の数々。ジョイウォンと
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チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2(1990年製作の映画)

3.8

前作には及ばないが、子供向きの怪獣映画としての面白さが追加された。仮面の忍者赤影みたいなアナログの良さがある。
新キャラのジャッキーチュンもとても面白く、良く前作から全く違う話にして繋げたものだ。
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チャイニーズ・ゴースト・ストーリー(1987年製作の映画)

4.5

リアルタイムで松竹セントラルで観て、地上波でも観た。ラブストーリー+剣劇ものとしては史上最高の出来だと思う。
全てアナログの手作りの特撮と殺陣とアクション。テンポ良く、当時の裁判のいい加減さも描かれる
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みぽりん(2019年製作の映画)

3.0

ポスターの強烈さで見ました。前半のストーリーの読めなさとみぽりん役と優花役の女優の演技の変さで引き込まれました。前半の感じで押し切って欲しかった気はする。
猫の真似のシーンは爆笑!
手袋のアップは何か
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ZAPPA(2020年製作の映画)

5.0

東京タワーの蝋人形館に行った時、マリリンモンロー、ビートルズ、スタローン、マイケルジャクソンの中に髭面の全く知らない男が異彩を放っていた。キリストにもエリオットグールドにも似てる。フランクザッパだった>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.0

リアルタイムで公開時に見て約40年経っての再見!当時は長い映画で最初と最後しか印象に残らないという感想だが、長い年月を経て改めて見ると心に沁み渡り過ぎた。
ちょっと主人公と自分の人生が被っていて。
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

4.5

リチャード三世の演劇を観たことからリチャード三世に興味を持ち、リチャードオタクになり、ついには情熱と信念でリチャード三世の遺骨を発掘し、それまでの悪い印象を覆した持病を持った女性フィリッパの実話。
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ルックバック(2024年製作の映画)

5.0

何気なくアマプラつけたら、今迄の人生で最高の映画に出会ってしまった!この主人公は自分だ!僕も小学生の時に漫画家目指して漫画を描いててライバルもいた!
ストーリーから絵からキャラから刺さりまくり!
しか
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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

4.0

予想を遥かに超えてた!アベンジャーズとマルチバースに対する皮肉。
イケメンデッドプールや、ドクター・ストレンジ、スパイダーマンアクロスザユニバースのパロディは笑える。
そしてキャプテンアメリカ登場と思
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はなればなれに(1964年製作の映画)

4.0

これ、60年前の映画?時代を超えたセンス!ゴダールはアンナカリーナを使うと本当に自由に撮るな。
アイドル映画で犯罪映画で恋愛映画。
犯罪が起こっても爽やかって何なの?
シェルブールの雨傘が流れるシーン
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恋人のいる時間(1964年製作の映画)

4.0

ゴダールの最高峰!
撮影、編集がオシャレ過ぎる。
後のCMやコラージュ映像に多大な影響与えてる。
引用される広告や映像が悉くカッコいい。
マーシャメリルが美しく、乳首すら映ってないのにとてもエロチック
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

4.5

最初はサラリーマンホームコメディで始まって、突然買ったばかりのマンションが欠陥住宅でまさかの展開!
そこからはポセイドンアドベンチャーみたいなマジのパニック映画になる!
韓国映画の無茶苦茶さを思い知ら
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隣人-The Neighbors-(2012年製作の映画)

4.5

韓国ホラーはたまにとんでもない傑作が出現する!
連続少女監禁殺人犯が隣に住んでて全く気づかない団地の住人も警察もアホだし、どっから見ても不審人物が全然捕まらないのも恒例の韓国警察無能を描いてるのか?
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鯨の骨(2023年製作の映画)

2.5

あのちゃんがAI美少女というキャスティングが全て。
ストーリーは全く面白くない。
主役の落合モトキにもうちょい魅力があれば。

悪い女(1998年製作の映画)

3.5

なんか70年代のにっかつとかATGの映画みたいだった。
キム・ギドクの映画好きなんだよね。
主演女優の二人が黒木香と蓮舫みたいだった。
テオレマの様に一人の女がちょんの間経営の家に来たことから家庭が崩
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SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

3.0

素朴な少年が羽生結弦ソックリだった。
培養超能力の話は
フューリー
AKIRA
Xメン
とある科学の超電磁砲
等出尽くした感なので新鮮味は感じない。何かのリメイクと思うくらい良くある話だ。主人公はギホ
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