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コインロッカーの女のレクのレビュー・感想・評価

コインロッカーの女(2015年製作の映画)
3.5
生まれてすぐに地下鉄のコインロッカーに捨てられた赤ん坊が、闇金の社長に育てられ取り立て屋として悪に染まっていく。

愛を知らずに育った彼女が体験する様々な愛の形。
想い人や擬似家族を通して命の儚さを伝える切ない復讐と愛憎劇の韓国ノワール。

キム・ゴウンも素晴らしい演技だったが、なんと言ってもキム・ヘス。
彼女抜きにこの映画は成り立たない。
佇まい、表情、言動、その全てから威圧、恐怖、人並外れたオーラを放つ。
『ファイ 悪魔に育てられた少年』と似た作品ではあるが、こちらではちゃんと母性という愛情を感じ取れた。
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