何気なく見始めたらこの上なく豪華でスペクタクルだった。
チャップリンへの愛。フェリーニへの愛。そして、サーカス(≒フリークス)への愛。そしてら現実社会の出来事(世界恐慌、ナチスドイツ、第二次世界大戦)を説明臭くなく簡潔に表していくスマートさ。
犬やらゾウやらウサギやら、動物たちもたくさん出てきてずっと楽しい最高の映画。
愛する人と一緒に居られれば十分なはずなのに、そのための手段であったはずのお金はいくらあっても足りない気がするし、成功も欲しくなるし、したらしたで人付き合いもしなくちゃ行けないし……。
全てをかなぐり捨てて家族との時間を選ぶという選択は現実では難しいのかもしれない。
印象的な場面
騙し絵みたいになってる絵画から酒を飲むボーイ。
家族3人、アクロバットな運転席から後ろの車への移動。
父親がトランプで指し示す正解の年号。
捕虜になったピエロたちが歩く一本道。
