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マジカル・ガールのmasayaのレビュー・感想・評価

マジカル・ガール(2014年製作の映画)
4.0
【第17回 chi-masa鑑賞会】

今回のデートは、1年の内4ヶ月は東京で暮らすという、日本ヲタクのカルロス・ベルムト監督の長編デビュー作😊

スペインの俊英カルロス・ベルムト監督・脚本、バルバラ・レニー主演による、サン・セバスチャン国際映画祭で最優秀作品賞と監督賞を受賞したスペインのフィルムノワール。

白血病で余命わずかな少女アリシア、娘アリシアの夢を叶えようとする父ルイス、心に闇を抱える美しい人妻バルバラ、刑務所から出所した元教師ダミアン、"世界"、"悪魔"、"肉"という3つの章からなる群像劇で、かなりの陰鬱。
これはあちゃんもいっしょに観た方が良かった、変態探検隊の案件ちゃう?😆💦

まず、ダミアンの聞き覚えのあるこの口調、、、『バスルーム 裸の2日間』のエロゴリラ🦍やん!!🤣

入口は長山洋子のアイドル時代のデビュー曲「春はSA・RA・SA・RA」(笑)
長山洋子がアイドルだったって、みんな知らないんじゃないかなぁ?

出口のエンディング曲には美輪明宏が作詞・作曲した映画『黒蜥蜴』の主題歌「黒蜥蜴の唄」のカバー(笑)

切ないヒューマンドラマを連想させるスタートだが、とんでもない話であるwww
そして肝心なところは見せない演出で、僕らの想像力を刺激する。

肝心なところは見せないと書いたが、美しいバルバラの全てをモザイク無しで魅せてくれたのは評価したい😍💕

神、守護天使、悪魔、黒蜥蜴、2+2=4、情熱と理性、魔法少女と魔女など、様々なヒントが示されるが、明確な解答は示されない。

自分なりに好きなように解釈をして、その世界を、夢の世界を楽しむような、そんな作品。

元教師ふたりの歪んだ"愛"の顛末を是非見届けて欲しい。
ただ、万人が楽しめるような作品では決してない。

💗ちぃちゃん💗今回もありがとう✨
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