正直観る人を選ぶ作品だと思う。
交通事故で首の骨を骨折し、再起不能と医者に宣言されたボクシング・チャンピオンのビニー・パジェンサ。決して諦める事なく見事ボクサーとして復帰したと言う感動の実話の映画化。
なんですけどね、いや頑張ったのはわかるんですが、首の骨折ってボクシング選手復帰って医者じゃなくても「そりゃ無理でしょ?」って言いますよね。もし自分が彼の家族だったら、絶対許さないし、それでもやるっていうなら縁を切ってしまうと思います。
ボクシングにかける情熱は凄いんですが、やっぱり家族や周囲の人をもっと大事にしなきゃ人としてどうよ?ってのは、思っちゃいましたね。そういうことを考えてしまった時点で感動は薄いです。
良かった点は役者の縁起です。主演のビニーを演じたマイルズ・テラーはイメージ的にもバッチリですが、それよりおどろいたのがトレーナー、ケヴィン!予備知識無しで観たので「誰?このジェイソン・ステイサムがちょいメタボになった風のオッサン?」どっかで見た事ある気がするんだけどわからん!って思いながら最後にエンドロールでアーロン・エッカートの名前を確認して椅子から転げ落ちそうになりました( ̄□ ̄;)!!
だって今までスーツの似合うシュっとしたダンディってイメージしかなかったので、まさかハゲ&メタボで役に挑んで来るとは思ってませんでした!また彼がすごく良いんです!新鮮な驚きでした!
と言うわけで役者の演技はすごく良かった!でもお話しはちょっと・・・って事でスコアは2.5です。
実際にビニー・パジェンザのファンの人はきっと感動するんじゃないですかね?