阪本嘉一好子

イーストサイド・寿司の阪本嘉一好子のレビュー・感想・評価

イーストサイド・寿司(2014年製作の映画)
4.8
新しく仕事場である配信サイトが使えるようになった。このサイトは幼稚園から高三までを対象にした教育現場で使えるサイトでだ。自分の仕事で何か使えないかと思い、『イーストサイドすし』というこの映画を観た。カルフォルニア州オークランド出身の監督で、サンフランシスコ州立大学でフィルムでBAをとっている。

舞台はカルフォルニア州イーストオークランドで、多民族のメルティングポットで多くの文化に溢れたエキゾチックなところだ。俳優は誰一人知らないがアキ(日本出身の竹内豊)というチーフの板前が上下関係の板挟みで苦しんでいる役で、オークランドの和食の世界に新しい息吹を与えるのに一役買う。それに、『仕事ができるのは誰か』という目を持っているが、主人公のホアナ(Diana Elizabeth Torres)によって、自分の言っている言葉が、矛盾しているのを感じ取っていく。これこそ、伝統を重んじるが上に起こる男女差別ではないかと感じ取っていく。アキの徐々に心が変わっていくシーンが最高に好きだ。それに、男女差別だけではなく、寿司を握るのには日本人でなければいけないという理由はない。『経営者のよしださんは韓国人!』『でも、彼は日本で長く修行をしてきたよ。』『板前の一人は中国人!』『でも、。。。。。』答えに詰まってしまうよう。多様化されているレストラン業なのに。メキシコ系のアメリカ人女性が寿司を握っていけないわけがないとホアナが論理的に説得するが。。。。。伝統と言って、現状維持をしている日本社会に釘を指しているのではないかと思った。