あみだくじ

ナチス第三の男のあみだくじのレビュー・感想・評価

ナチス第三の男(2017年製作の映画)
2.5
 うーん、私としてはラインハルト・ハイドリヒ一人に焦点を当てて欲しかった。後半は、暗殺犯がいきなり焦点になっているので、ハイドリヒを撃て!と同じ話が中心。前半はハイドリヒ中心だったのに。欲を言えば、彼がああいう事をした道程をもっと詳しく描いて欲しかったと。暗殺された唯一の高官なんだから、映画のタイトルにするならば、そっちを中心で良かったのでは?と思う。
 とりあえず、ハイドリヒは妻(当時は彼女)にナチ党員になるように勧められ、それから別の女性の訴えで軍を不名誉除隊になったという事は知った。あら、結局彼の人生は、誰かにいつも引っ張ってもらってたんだ。依存かよ。その上であんな事をしていたんだ。もしかして誰よりも弱いやつで、度胸なしで、生きてたら平気でヒトラーにやれと言われたからやっただけで、自分には全く責任はない、というやつだったんだろうな、と想像がついた。
あみだくじ

あみだくじ