りーん

ナチス第三の男のりーんのレビュー・感想・評価

ナチス第三の男(2017年製作の映画)
3.4
ハイドリヒの伝記のようなものかと思ったら、少し変わった構成だった。
物語を始めたのはハイドリヒで、終わらせ
たのは彼を討とうとした青年2人。
まるでネズミの駆除みたいに、ユダヤ人について語り、指揮し、手を下す。
「鉄の心臓」は意思の硬さか、心の冷たさか。
喜びも束の間、報復の容赦なさが恐ろしい。何の罪もない村なのに。
加担した人が次々と小さな瓶を噛み砕く場面は悲しくなった。あの父子が特に。
教会でのすさまじい闘いは目を見張った。
悔しかったろうな、やりきれなかったろうなと思いつつ、終わり方がいいななんて。
ちゃっかりノアくん出ててびっくり。
りーん

りーん