ゆっきー

黄金の河のゆっきーのレビュー・感想・評価

黄金の河(1962年製作の映画)
5.0
当たり前のようにオールタイムベスト1。

号泣。私の記録によると2013年初泣き作品。大傑作。

パラジャーノフのように前衛と詩情を持ち合わせている。画面はほとんど、ウェルズのように広角レンズ+超仰角もしくは超俯瞰のショットから構成される。異様な画面です。
娘が森の中で歌うシーン、歌い始めるとカメラが森の中をくるくるくるくる360°以上パンを始める。かなり無茶なんだけど、ここグッとくる。
カルカッタのバーでメガネを壊されて以降、画面がピンボケになるのだが、それでタクシーに乗り、夜のカルカッタを車窓から眺めるシーンが美しかった。そこから、帰り血を浴びつつも妹の死体を眺めて、ピントがあってようやく顔を認識するまでの流れが物凄い。まじで。ホントです。
他にも凄いシーン盛りだくさんであった。 火⇒雨のオーバーラップも凄かったし、弟が生き別れた母の死に目で再開するシーンの、哀しみが列車の汽笛にそのままつながる演出も良かった! ハァ~


以下あらすじ


年の離れた兄妹がいて、兄がカースト最下層の母無し子を拾って弟として育てる。何年か立って、大きくなった妹と拾った弟が愛し合うようになるが、カーストの差を気にして、妹を別の男と結婚させようとするも、2人は駆け落ちする。(妹には恨まれつつ) 兄妹は元々孤児であったため、とたんに兄は孤独になり精神を病む。死ぬ勇気もない兄は、孤児コロニーの仲間と再会し、 自暴自棄となってカルカッタ(都会)で夜遊びにふける。一方、妹は男子を一人生むが、事故で夫を亡くし娼婦に身を落とす。カルカッタの娼館で兄妹が再会するが、兄を見るや否や再び言葉を交わす間もなく、妹が自殺。孤児となった甥を兄が育てる。(以上、あらすじ終)
ゆっきー

ゆっきー