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シティ・オブ・ゴッドのあのレビュー・感想・評価

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)
3.9
最初のニワトリが逃げ出すシーンのカメラワークからもう惹かれます。手ブレの荒々しさが、むしろスラムの雑多さを引き立てていてよかったです。ただ、全編を通して画面がものすごく揺れるので、画面酔いしやすい人は注意です。
ブスカペが不良の兄を持ちながら道を大きく踏み外さなかったのは、カメラを通してスラムを客観視できていたからでしょうか?そう考えると、終わらない殺し合いの連鎖を、カメラの可能性を信じて映し出した監督の信念が感じられます。
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