リトル・ゼのようなボスが一極的に支配している方がむしろ治安かが安定するし、複数のグループが対立して抗争を始めると一気に地獄になってしまうことがよく分かる。『ナルコス』でも描かれていたように、スラム街のような小さなエリアから国際情勢レベルでも歴史的に共通して見られる現象。
登場人物たちの心情はほとんど描かれず、割と淡々と進んでいく様子が、冴えないカメラマンの視点から描かれているところが結構ミソだと思った。(リトル・ゼを視点にしても良かったはず)
あとは、友達や家族を殺された相手なのに、次に会った時には普通に会話しているのが、死に慣れているからか分からないけど、普通に怖いと思った。
(リトル・ゼに対するブスカペなど)