牛丼狂

ある夏の記録の牛丼狂のレビュー・感想・評価

ある夏の記録(1961年製作の映画)
2.5
シネマ・ヴェリテの代表作とされている。街ゆく人々に「幸せですか?」と問うなどキャッチーな要素はあれど、それは実験に過ぎず根幹は「カメラさん真実を映し出すのか」というメタなテーマにあり硬派な作品である。
すでに作中で議論され尽くされているのでこれ以上に言葉を重ねてレビューすることは難しいが、ただ純粋に、監督たちの議論(それもまた真実はどうかはわからない)で終わらせてしまうのがチープに感じられた。
映画としてはおもしろくないが、シネマ・ヴェリテという手法を論文でまとめるのだはなく実際に実験したことに価値があるのだと思った。
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