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パディントン 2のENDOのレビュー・感想・評価

パディントン 2(2017年製作の映画)
4.2
パディントンのマナーは、真っ直ぐ。自分の行いが人を変えるというのはまさにその通りな訳で。とにかく画面に映るものがウェス・アンダーソンみたいに対照的で、美しい。カメラワークが秀逸。ほぼワンカットのスペクタクル・シーン。ピンクの靴下は良いね。パディントンの行為がその集団を染めていくんだから。最後には悪役さえも変えてしまう。ヒュー・グラントのキング・オブ・コメディ的パラノイアには震えた。相変わらず家族の結束素晴らしい。父の開脚・開眼シーンの伏線回収!本当の世界はこんなに上手くはいかないけれど、これが世界の良心的カリカチュアならば、因果応報だとわかる。笑って泣ける。善意が広がり暖かくなる。バレンタイン・デーにて。サラリーマンが一人で観にきているのは、パディントンが現実の世界でも大人を懐柔しているからだとすると何だか素敵な気持ちになりますね。
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