叔母の誕生日が近づくパディントンは飛び出すロンドンの街並みが描かれた素敵な絵本を手に入れるために仕事を見つけようとするのだが……
英国の有名児童文学
『パディントン』の2作目。
監督、キャストは変わらず続投。
続編の評価が異常に高かったので鑑賞。
パディントンは誰にでもいい部分を見つける。
正直1作目の時点で
「だいぶ全年齢対象に作られてるし、過大評価されすぎじゃね？」
なんてひねくれた意見を持っていたのが恥ずかしい程良作な続編。
前半の”頑張るけど空回りするお仕事パート”は正直前作と同じでそんなに笑えず流し見していたのだが後半からどストレートだけど良い話に！
例えるならば名作『素晴らしき哉、人生』へのリスペクトを感じる展開で素晴らしい。
そして映像構成がまるでウェス・アンダーソン監督の『グランドブタペストホテル』のようで美しくて本当に絵本の中を見ているようだった。
監督同じなのにここまで洗練させるとはアッパレである。
キャストは変わらず。
新悪キャラにヒュー･グラント。
いつもの軽口で上品な伊達男でかつ演技派中年俳優という役柄はピッタリ！かれのコスプレ7変化も見れるのでファンは必見だ！
そして刑務所のドン役にブレンダン･グリーソン。
この刑務所パートがかなり好き！
最近は息子のドーナルが活躍しているけどもパパグリーソンも味のある演技をしてくる！可愛い！
と、まぁこの数年で腕を上げて
･直球だけど刺さる物語の構成力
･まるで絵本な鮮やかな色彩の映像
･印象に残る新キャラ
を実現してくれた監督。
3作目もこれなら期待出来ちゃうかな？2作目を面白く作れる監督は今後活躍するでしょう！
🐻クマ映画好き、パディントンのファン、そして「いやぁ〜2作目で面白いのなんて『ターミネーター2』と『エイリアン2』と『エクスペンダブルズ2』と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol2』くらいでしょ〜」と思ってる方にはオススメの作品。
