まさかパディントンに泣かされるとは思いませんでした。
笑いと感動を1時間40分に見事に凝縮し、非の打ち所のない完璧な出来映えだと思います。私にとっては、近年のディズニー映画をも遥かに凌駕する傑作でした。
前半に笑いの要素を散りばめて、後半でしっかり回収する構成の秀逸さ。そして子供にも理解しやすい映像的な笑いも豊富。パディントンの行動の理由付けもしっかりしていて、違和感がない。
前作で手に入れた近隣住人からの信頼と好意がストーリーにしっかりと反映されており、ラストの感動に繋がっています。ヒュー=グラントとサリー=ホーキンスも見事な演技を見せています。
ラストシーン。街にやってきたおばさんと再会する場面で、涙腺が崩壊しました。映画を見て泣いたのは本当に久しぶりだったので、自分でも驚いたほどです。すごく好きな作品になりました。ぜひ観てください。