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SCOOP!のmのレビュー・感想・評価

SCOOP!(2016年製作の映画)
2.8
アウトローを気取る事とアウトローである事は違う。この映画はどちらかというと前者の方だと思う。
パパラッチや週刊誌になんとかヒロイズムを求めるのは偽善的かつ無意味で、やるなら「ナイトクローラー」のように開き直って底に向かうのが良かったのでは、というのは自分の趣味。

21世紀の日本で消えゆく昭和的アウトローへのレクイエム、という意図は主人公のキャラやチャラ源の扱いからなんとなく分かるが、それにしても陳腐。ナルシズムが透けて見えさえする。
原作映画を未見なので、それが今回のリメイクで生じたものなのかは分からないが・・

全編に満ち溢れるむせ返るような「オヤジ臭さ」に辟易した。オヤジの溜飲を下げる為の映画。男尊女卑の感覚があるのも辛い。

願望を押し付けられた二階堂ふみさんはご苦労様です。リリーフランキーがやはり巧い。
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