承
情に流され殺し屋界隈に戻ってきたお陰様で非常にめんどくさいことになった今作。
特に「血の誓約」という概念はこの作品の骨子をの構築している。実際ジョンもこの誓約に振り回され大変なことになっている。彼らの世界においてのシステム化された殺しには、もちろん規制が存在する。それはある種、協会と殺し屋とのあいだの契約でもあり、それを破った際の報い(consequences)が存在する。我々が日常を過ごす上でも避けて通れないこの制度が作品の骨子としてあるからこそ、このシリーズ全体の"わかりやすさ"が担保されるのだろう。