ジャンリュックゴウダールさんの映画レビュー・感想・評価

ジャンリュックゴウダール

ジャンリュックゴウダール

狼よさらば(1974年製作の映画)

4.0

復讐に至るまでの動機と武論尊の精神の変容、進められる捜査とかの描写が思ってたより丁寧でビックリした。音楽もいいしこれは武論尊作品の中でも好きな部類ッスな。
あとチンピラたちの撃たれ方が妙にリアルなのも
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ロストボーイ(1987年製作の映画)

3.7

おチビヴァンパイアハンター達がかなりいいキャラしててとても好き。パンクとロックが混じったような80's丸出しのファッションも良かった。

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.6

アメスパ2に我々観客に伝えたいことがつまっていると私は思うので、1を観た感想としてはピーターがちょっとカッコよすぎるぐらいです。あとフラッシュがめっちゃいいやつなので好きです。細身でスラッとしたスパイ>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.8

アホ面しながら映画鑑賞してる我々が、普段あまり意識しないような部分に命をかけてる大人たちがかっこいい。無意識に流していた部分を意識して聴こうと思えたし、改めて映画音響全体の重要さを思い知った。

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.0

ロック様主演だし、アメリカアメリカしてるのは目に見えてたけどびっくりするぐらいアメリカアメリカでもう全てが読める。そこまで血も出ないし話は分かりやすいから老若男女脳死でみれるあれ。映画館でみるか誰かと>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.7



契約違反への支払いは完了する。多大なる犠牲と崇高なる仁義とともに。

特に友情に力を込めているからかジャンプもびっくりの胸アツ演出が多かった。ケイン、シマヅ、ノーバディなどと絆や仁義が見えるシー
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0



契約違反を犯した者への報い(consequence)
が進行する中でジョンは助けを乞う。彼を苦しめる「誓約」を逆手に取り、僅かな友情と仁義に命を賭ける。

「誓約」などの遵守すべき制度的なもので
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.2



情に流され殺し屋界隈に戻ってきたお陰様で非常にめんどくさいことになった今作。
特に「血の誓約」という概念はこの作品の骨子をの構築している。実際ジョンもこの誓約に振り回され大変なことになっている。
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.0



彼に残された唯一の光が失われ、深淵に立たされたとき、闇は彼を呼びかける。

深い悲しみと怒りから復讐者という道を選んだジョン。この感情を動機とした殺しは、チャプター2からの大きなテーマとなる、「
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.8

バットマン3割ティムバートン7割でした。ポップでダークな世界観はとてもいいし各キャラの存在感がえげつなくて好き。特につぎはぎキャットウーマン、ものすごくいい。ペンギンも喋る度にお歯黒がドロドロ出てくる>>続きを読む

フレディVSジェイソン(2003年製作の映画)

3.6

思ったより丁寧に作られてて良かった。両シリーズ未鑑賞でも楽しめそう。でも死に方の面白さはさほどかも?芋虫フレディは素敵だったけど。2人のバトルもいい感じ。

男たちの挽歌 4Kリマスター版(1986年製作の映画)

3.8

クサくて暑苦しいけど、かっけえなー!!!
ジョンウーさまお得意のバイオレンス、スロー、エクスプロージョン!!!

コラテラル・ダメージ(2001年製作の映画)

3.4

悪くはないけどシュワ使うほどじゃないな。メルギブソンぐらいでよかった。

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.2

コインの裏表では測れないような、突発的な狂気は人々の善悪の尺度をくるわせる。そして絶望の淵に立たされた光の騎士は堕ち、"ダークナイト"もまた闇に姿を紛らわす。そして紐でぶら下がったままの狂気は高らかに>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.8

自ら深淵に身を置き、弱さ、痛み全てを背負いながら男は戦う。単なる"正義"でなく、立ち並ぶビルの陰として、曇天に翔ける蝙蝠として、あるいはゴッサムの希望として。

アンビュランス(2022年製作の映画)

3.5

飽きずに見れてまぁおもしろいし相変わらずギレンホールはブチギレてるけど、、なんか見覚えあるよな感。さすがに妻との電話のシーンは切ない。救急車がラチェットにトランスフォームしたらもっと面白かったと思いま>>続きを読む

アサルト13 要塞警察(2005年製作の映画)

2.7

全てが二番煎じで微妙。パニック映画あるあるを詰め込んでやったぜ!感満載。割と無慈悲な展開は悪くはないけどーーー、イーサンホークとフィッシュバーンの無駄遣い。あと銃声だけ異様にうるさい気がする。

バットマン(1989年製作の映画)

3.6

ノーラン版のジョーカーは表の正義:ハービー裏の正義:バットマンの間に現れる、人々やバットマンの善悪の尺度を揺るがし、"本来の性"を試すような哲学的キャラクターとして登場したが、今作のジョーカーは偶発的>>続きを読む

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.8

単なるSFパニックものかと思いきや密室サスペンスのような緊迫感の続く展開となり、そのままクリーチャーとの対峙、というなめらかすぎるプロットはあっぱれ。開かれた絶望感によってエンディングも爽やか。クリー>>続きを読む

フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白(1992年製作の映画)

3.7

想像に易い展開ではあったがちゃんと良かった。おちびイライジャも可愛かった。2人が再開するシーンとビリーホリデイが流れるシーンはとても綺麗でした。
メルギブソンがヨボヨボじいちゃんになってくメイクは綺麗
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ソルト(2010年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

テンポがいいので飽きずに観れる。途中までアンジーがどっちサイドなのかいまいちハッキリしないのが上手い。あとウィンターはロシア人感全然隠せてない。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

愛菜さん演技うまっ!!!オタキッシュな女の子の解像度が高い!!宮本信子もおばあちゃん!!て感じのおばあちゃんになったなぁ
出てくる人間みんないい奴なのも素晴らしい。ここまでいい奴揃うかってぐらいいい奴
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潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ(1993年製作の映画)

4.5

小学生男子に置き換えても物語が作れるくらい元気な2人だからこそ、漏れ出てくる寂寥感とのコントラストがえげつない。彼らにとってのいわゆる"全盛期"は過ぎ去り、余生-"余"った"生"を過ごす淋しさと悦びを>>続きを読む

ウエストワールド(1973年製作の映画)

3.8

進化万歳主義への皮肉みたいな作風は昔からなのね!!某恐竜パークは恐ろしさが前面に出てたけど、今作は気味の悪さをすごく感じた。(恐竜パークに比べて音楽が簡素だからかも?でもそれがいい)
メカメカしいユル
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スペース カウボーイ(2000年製作の映画)

3.7

地に足つけて馬走らせてきたイーストウッドが宇宙に行ってる絵面がもう最高。ストーリーは非常にわかりやすくていいし、予想するに易いラストもやはり最後には泣けてくる。

主要4人爺もガーソンもみんな身長18
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イントゥ・ザ・サン(2005年製作の映画)

3.5

ちょうどいい加減のCOOLJAPANでした!!セガールの日本への造詣の深さが出てたと思う。ストーリーは置いといて大沢たかおがとても良かった。
あとセガールの英語にゴリゴリの日本語で返していくスタイル。
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ロックアップ(1989年製作の映画)

3.5

90sお得意のスポ根青春感もありつつシリアスなシーンはとことんシリアス。脱獄モノとは思えないほど綺麗なピアノのテーマだし、整備のシーンは完全に学生のテンションではっちゃけてて面白かった。

「大脱獄」
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ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

3.8

こういう話はインターネット過渡期のこの頃しか出来ないんだろうなと思った。インテリアの雰囲気がはやくも2000年代を感じさせる。

ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.9

社会に忙殺され、御機嫌取りながら生きてきた大人たちにも奥底に眠るこだわりと誇りはあるのさ。あとはそれを爆発させるだけ。

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

4.0

彼の作品に出てくる全てへの愛がひしひしと感じられる。本人談がほぼなく、共演者やスタッフ達からの話しかないのにここまで彼の映画愛が事細かに伝わってくるのは、それほどタラさんの愛がクソデカなのだなとも感じ>>続きを読む

ペイルライダー(1985年製作の映画)

4.1

まさにイーストウッドの師匠、ドンシーゲルとレオーネのいいとこ全部入ってるような作品でかなり最高。ドライでシャープなプロット、構図バチ決まりなカット、効果的に用いられる音(拍車、リボルバーなど)全部入っ>>続きを読む

父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.6

名声や国のためでなくただそこを仲間と共に、生き抜くために闘うしかなかった者たち。
そして最もよく描かれていたのは写真という媒体の恐ろしさ。文脈を広げることを許さず、範囲を限定した解釈を強制してしまうよ
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ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.7

闘争に身を委ねる以外、彼が存在し、生きていると信じられる"証"はなかった。数学徒が公式を用い、いとも容易く難解な問を解くように、彼は爆弾を解除する。持ち帰った起爆装置が彼にとっての全てなのかもしれない>>続きを読む

ロボコップ(2014年製作の映画)

3.7

ルイスや本部長の性別や人種が変わりポリコレにも配慮しつつ感情ありパートとなしパートそれぞれで葛藤を描き、しかも博士視点の苦悩も追加されて、とても丁寧なリメイクになっていると思う。

し か し!!
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

3.7

悪には悪を。さらに強い悪を向けなければ対処出来ない。それは偽りのものであるはずだがアロンゾの潜在的な悪をも引き出しているように思える。そしてそれを後悔しているようにも見える。狭苦しくて排他的なhood>>続きを読む