このレビューはネタバレを含みます
喪失し続ける物語
キアヌの演じる『ジョン・ウィック』が前作に引き続き喪っていく物語。
ガン・フー、銃のリロード確認等の魅せる画面は相変わらず最高。細身のスーツを着るキアヌが文句なしにかっこいい。
前作で手に入れた最大の幸せが亡くなってしまった瞬間からジョンは常に喪うしかない運命。この先ジョン・ウィックが幸せになれるのか(何を幸せに定義するのかは置いておいて)脚本が何処に向かってるのか心配。
最後、犬と走り出すジョンの表情とは裏腹に犬はジョンと一緒に走れて嬉しそうなのが、この先の悲劇への予想がついて目の前が暗くなりそうだった。
(スマホのヘレンのデータも失ってしまったジョンだけど、クラウド共有してますように……と願ったのは私だけじゃない筈)
