アカエリヒレアシシギ

ジョン・ウィック:チャプター2のアカエリヒレアシシギのレビュー・感想・評価

4.5
「カンフー柔術銃アクション+実戦のリアリティ+独特の世界観」を実現させた2010年代最高傑作アクション。第2段!

アクションは全てパワーアップ。
そして前回より20分ほど長尺になった分ストーリーとして笑いの要素が増えた気が。もはや全体的に笑いの世界とも取れる。

そのストーリーは前作から5日後の世界を描く。
主に、ジョンの復帰を知ったかつて誓印(メダル)の掟を巡るサンティーノとの攻防を描く。

今作は地下通路、電車内、鏡の部屋といった銃撃地設定がはっきりしているため、場所ごとに合わせた最適なアクションを無駄なく超細かいところまでとめどなく提供してくれる。
また、武器調達シーンなどアクションシーンへの持っていき方に磨きがかかり、ジョン・ウィックという男の恐ろしさが顕著に現れていて、自然とその後のアクションを引き立てる構造に。

ジョン・ウィック暗殺に大金が賭けられ、ニューヨーク中の殺し屋が襲ってくるシーンはもはや笑える。アクション自体は超ハイスペックで見応え十分すぎるほどだが、行き過ぎたファンタジーの世界も今作では大きな見どころ。

また、最後のシーン。
三部作ということで、終わり方も見事に次作への期待が込められていて満足できた。