クリント・イーストウッド真面目〜!!!と叫びたくなるほど誠実で愚直。
英雄にされてしまった男の心的障害という点は「アメリカン・スナイパー」からまんま受け継いでいて、嫌な記憶がフラッシュバックする様とかはちょっと描写がストレートすぎてダサ…と思うし、実話なんだったらドキュメンタリーで観ればいいじゃないって意見も分かるけど、人間模様はやはり映画にしなきゃ伝わらないし。
アーロン・エッカートの副機長っぽさすごいから。あの人機長じゃなくて絶対副機長タイプだから。
あと不時着水のところとかほんとこわいから。
不祥事だから当たり前かもしれないけどあんな公開処刑にあうのか〜ブルブルとなりました。
命を預かる責任の重さよ。
イーストウッド作品特有の「男ってこういう生きものなんだよ…許してくれよ」みたいなヒロイズムも薄味で、尺も短いので、イーストウッドがあんまりって人にもいあんじゃないでしょーか。
空港のシーンとかちょっと和むし、何より空港大好きマンなので「は〜海外行きて〜」となってしまって、飛行機の怖さを知らしめる作品なのにものすごい逆効果でした。アメリカ資本のエアーにはあまり乗りたくないけど…