そぶ918

ハドソン川の奇跡のそぶ918のネタバレレビュー・内容・結末

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

悪いとこが見つからない、丁寧に作られた作品。
まぁ実際にあった話もアメリカの人達が好きな九死に一生ものの救世主の話だったからこの話自体をしっかり映画化すれば1つの娯楽が出来上がると思う。なのでこの話をけなす人がいるとしたら逆に人間性を疑われると思う。それくらい史実に忠実に作られている。映画化する時ってどうしてもいろんな味付けをしたくなると思うけど、そんなことせずに真面目にやったらいいよと本当に教科書みたいな作品。安定のイーストウッド映画。ハズレなしは健在。
最後のフライトのシーンもわかってはいるけど、ドキドキする。
トムハンクスも良かったが、サンキュースモーキングの主人公の人の抑えた演技も良かった。
でも欠点がないわけではなくて、最近の話なんで物語の結末を知ってるので若干ドキドキ感はうすれている。アメリカもネタ不足なんだなと実感する。イーストウッドは前はアメリカンスナイパーだったので現代モノを映画化するのを契約されてるのかと思っちゃいました、わ(笑)
あと敵という敵が物語に存在しなくてボリューム不足である。96分という短さに潔さを感じたが逆を返せば他に見せることがなかったんだとわかってしまう。96分しかないのにフライト回想シーン何回あったかわからんくらいいっぱい出てきた(笑)工夫してたのであんまり気にならなかったが。
シンドラーのリストのアレ展開のエンドロールはちょっとやりすぎかなー、とも感じてしまう。

でも本当にそんな細かいところだけなので、安心して観れる。死ぬまでイーストウッドには映画を作って欲しい。ミスティックリバーばりの嫌な奴期待。す
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