菩薩

無気力症シンドロームの菩薩のレビュー・感想・評価

無気力症シンドローム(1989年製作の映画)
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まぁ案の定さっぱり分からず途中途中無起力症シンドロームになりかけたが実際ナルコレプシーのおっさんが出て来たりして。前半の『メルド』の元ネタみたいな限界メンタルクソババアの暴走劇がまさかの劇中劇で、なんならそこで帰ってもよかったのだが、後半に突入したところで一切の脈絡らしきものは生まれて来ない。ひたすら無軌道であるがとは言えゲルマンの無軌道さともやっぱり違くて、当時の社会的混乱をそのままフィルムに落とし込んだと言えばそれまでかもしれないが、そんな中突如野犬の殺処分場を映すカメラとクソ真面目メッセージに面食らったりもして。もし自分が当局側の人間だったら「まったく意味わからんけどなんかヤバそうだからちょっと一回止めときたい…」ってなるかもしれんなと思いながらなんとか150分完走、途中からこれたぶんアクション映画だと切り替えてみたらちょっと面白く感じた。
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