このレビューはネタバレを含みます
大学最後の夏に観たから最後の夏感が極まって思い出の一本
日本の夏の特有の空気感
平気なフリして飄々と生活している清高
平気なフリして生活を諦めている轟木
大学生の清高
ヤクザの轟木
接点となる教習所
こんなふたりもやはり現実と対面するときがありフラストレーションが溜まって暴力に繋がってしまう機敏
賀来賢人のキレ方怖くて好き
マイルドながらヤクザの怖さが表現されるのも作劇の締まりに活きてた
免許を取ることが
清高には自由になり
轟木には拘束になる
轟木の重機での空想は寂しくなるがその現実を受け入れることもまた強さって感じ
踏切でのすれ違いはもう会うことはないという意味での決別
それでも轟木は清高のコラムを読み続けるんだと思う
そういう友情の物語か
最後に牛丼食ってる岸井ゆきの
野村周平に演技じゃなくマジで笑っちゃってるのかわいい
こういう瞬間を切り取るから映画はいい
そして主題歌は星野源のfriendship
かなり好き