このレビューはネタバレを含みます
キモい、凄い。
チャーリー・カウフマンてマルコヴィッチの穴の脚本の人でしたか。タイプライターの人がズラーっといる場面の既視感はこれか。
とにかく恐ろしくリアルで瞬きするし、タバコも吸うし、気持ち悪い笑。
技巧が行き過ぎるとこうなる。
男の人が服脱いでるとこで衝撃。ペニスまで先っぽが向けてるとこまでちゃんとディティール凝ってて、質感もそれっぽくてヤバい。
もちろん袋も。リアルな性行為は同じく人形劇のマット兄弟のチーム・アメリカ・ワールドポリスを想起。そこやたらやるのオモロい。ご丁寧に向かいの建物の人の自慰行為うっかり観ちゃう所まである。そこまで人形にやらせたいかよ笑。ちゃんとクンニもする。女の人が喋ってる横で話聞かずにキスしまくってるのもオモロい。全体的にシュール?な笑いに溢れるブラックコメディかな。他の人の感想観るまでメタ的解釈してたけど声が1人意外おんなじっすね。設定的にそんな意味は無くてただ同じ声当ててたらシュールでオモロいからかなとか思ってましたが。人が画一に見えてしまったり、全て同じに見えてしまう演出怖い。
芸者?のアダルトグッズ人形は何笑
桃太郎歌い出すし。壇上で突然アドリブでとんでもない事を喋り出す。陳腐な解釈ではあるけどあれ所謂自己啓発本ですよね。お客様のためは自分のためとか白々しい言葉を言ったり気ほども思ってない事をやり過ぎてぶっ壊れてしまったのかなと。そしてそれはお金の為で資本主義にぶっ壊される的な。観ているこちらまで頭がおかしくなりそうな奇作。
ストップ・モーション・アニメとして単純にめちゃ凝ってて面白い。