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アノマリサのbubblesのネタバレレビュー・内容・結末

アノマリサ(2015年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

病んだ人の気持ちをここまでリアルに描写できるのは作者も病んだ経験があるのだろう。
主人公の泣けないという辛さ、何処であろうと落ち着けな居心地の悪さ、あらゆることへの違和感や馴染めなさ…

顔に傷のある不完全だが自分にとって素晴らしい女性と出会え関係し高揚する。
些細なきっかけでぎこちなくなり高揚感も消えてしまう。
愛を誓うには早急すぎる。

彼は人間関係を上手く築けない。
ぎこちなく逃げるように彼女から立ち去る。
混乱した彼は仕事のスピーチも台無しにしてしまう。
そんな彼を動揺しながらも見守る彼女。
彼女なりに彼を理解し無理に彼を求めようとはしない。
彼女からの温かい手紙を手に従来の憂鬱な現実へと戻って行く。

観る人によって様々な捉え方があるだろう。
印象に残る作品。
アニメーションなのが面白い。
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