グアテマラという国はコーヒーの産地で有名という事くらいしか知識がなかったが、この映画を観てマヤ民族という先住民がいて、主人公のマリアのように貧困が原因で若くして家の為に結婚しなくてはいけない状況を知った。
マリアの力強い眼差しと自然の映像が心に残る。
観た後で調べてみると以前に起きた内戦の影響で今もなお治安が悪く、貧富の差が激しいらしい。
話が進むにつれ、やるせなさが残る場面がいっぱいあった。マリアの家の地主で婚約者の非情さやマリアを置いて逃げてしまった青年に対して腹ただしさや、最終的にマリアが向かう先が明るくないことも胸がしめつけられた。
娘のマリアを見守る母の愛がとても深かった。いろいろ感じた思いはあるけれど、まだまだ消化できずにいる。
今日はこの映画を観た後もう一本観に行こうと思っていたが、今日はこの映画の余韻だけで十分だと感じ帰宅。
社会的な問題など90分という短い時間に凝縮されていてすごい映画だった。