ひろくん

火の山のマリアのひろくんのレビュー・感想・評価

火の山のマリア(2015年製作の映画)
4.1
貧困、というものの「哀しさ」と表現すべきなのか、貧困そのものではなくそれによるたとえば教育を受けられないこととかそういうことの辛い部分。言葉がわからないから騙されるなんて人間というものに懐疑を抱かざるを得ない。生きているだけなのに。
でも、ここで描かれた貧困っていうのは果たして貧困なのかっていう。それぞれの価値観を大きいものの方に合わせた結果、小さい方が割を食う。確かにグローバリズムっていう見方からすれば原住民は文明の利を享受できることにメリットはあるけど、原住民たちにしたら元々なくたってよかったものかもしれないし、それが入ってきて失われたものを考えるとむしろマイナスなのか。もう俺にはわからん。想像もできん。想像しろ、とよく言われるが神も信じられない俺たちの貧しい想像力で何を想像しろって言うんだ。俺にはわからんよ。
めちゃくちゃ抽象的な感想を書きますと、マグマのように沸々と燃え上がる命の営み、「生きている」を感じられました。でも、ほんとに。
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