このレビューはネタバレを含みます
見逃して長年。悔やんでいた作品をようやく劇場鑑賞。昔ナルコレプシーなのかと思うほど眠ってしまっていたので、「眠り」が題材の本作が気になっていた。
イットであるケンが宮殿を案内するシーンで【他人と意識をどこまで共有できるのか】そんな映画な気もしました。
不思議な事が起きてもそのまま受け入れる。性的なもの(クリームや勃起)を語る女性たちも大らかで自然の一部という感じで嫌悪感なし。女体にしか見えない足の怪我をイットが憑依しているケンが愛撫してジェンが解放されるのは嬉しかった。
外で踊るおばちゃん達はみんな独自にリズム感抜群。乱れた列で踊っているがやがて軍隊を彷彿させるザッザッという行進にかわる
空に浮かぶゾウリムシも印象的
ジェンジラー・ポンパット・ワイドナーが目を見開いたエンディング!
光治療をする兵士達の部屋も自然も美しくてずっと見ていたくなった。