光りの墓の作品情報・感想・評価

光りの墓2015年製作の映画)

Rak ti Khon Kaen/Cemetery of Splendour/찬란함의 무덤

上映日:2016年03月26日

製作国:

上映時間:122分

3.9

あらすじ

「光りの墓」に投稿された感想・評価

同じ場所を別のレイヤーで見る森の場面や、光の変化が夢の中にまで影響するシーンはインセプションでやっていたことを限りなくシンプルによりエモーショナルに表現していると思った。女神の歌も朝勃ちも野グソも夢の中ではシームレス。この映画が始まった時からすでに我々は誰かの夢の中にいる。 何も決めつけないアピチャッポンは曖昧で優しい。 @vimeo
砂

砂の感想・評価

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ムヴィオラで配信してると知り、これは逃せないと鑑賞。
前回観た「世紀の光」同様の手法が踏襲されていたり、仏教的な輪廻的世界観…と紋切りでは安直で微妙に外してる表現になるけど、とにかく作風がこれでもかと明示されている。

この人の作品の理解し難さが理知的な小難しさに起因するものではなく、もっと漠然とした感覚的な相違にあるのかもしれないと思う作品だった。
モチーフやカットから解釈して…という映画的な理解の外にある、もっとプリミティブな領域で。
それでも随所にオォッと捻ったカットを入れてくれてたりしているから、単純に映画として心地がいい。長回しや動きのないカットで眠くなる、というよりは非常にリラックスした心持ちで観られた。しかし時々入る謎カットや謎演出は天然の証なのだろうか…?前回もあった、集団の体操シーンはなんだろう…?
あと、音楽の力技はまたもやで笑ってしまった。

とかく言葉で言い表すことに難しさがあり、分析するのも重要な何かを損なう気がする。また新作が出たら観たいし、本邦未公開作品もぜひ公開してほしい次第。
とりこ

とりこの感想・評価

3.8
「ブンミおじさんの森」と「世紀の光」と合わせて鑑賞。

やはり不思議。
眠る兵士たちの周りには、医療という現実的なものと兵士の魂で戦う王たちの話。
文字にするとがちゃがちゃして見えるのに、この作品で見るとなぜかその相反するものが綺麗に収まってしまう。

私には好ましいけど、ふわふわ不可思議な独特の雰囲気が合う人はハマるだろう作品。
yap0408

yap0408の感想・評価

4.4
素晴らしい芸術作品

レンガの山がある
まるで木が茂るように頂上が伸びていく
高く空に突き刺さり太陽の光を浴びる
はるか遠くからも不気味で恐ろしく見える
その姿をけがれを知らぬ生命に見せかけ
幼子の柔らかな手に見せかける
消え行く前に、壁は膨らみ形を変える
壁は知っている、もし崩れ落ちたら
奇跡のような眺めだろうと

ラストの詩は宗教を盲信する大衆を批判しているのだろうか?エアロビの人々はその暗喩?
レンガの山=寺院
厳しい残暑……納涼したいなぁ、、と思いアピチャッポン監督の作品を鑑賞。冒頭からジーという耳触りの良い夏の虫の鳴き声と、亜熱帯植物の艶やかで大きな葉が視覚的に心地良い。カメラも固定の引きショットなので、ゆったりとした気持ちになってめちゃくちゃ癒される…。

出色のストーリーという訳ではない。ざっくり言うと病院で眠り続ける“眠り病“の青年と心を読むことが出来る若い女性、ボランティアで訪れた年配の女性との交流を描いた作品。
非日常的な出来事が起こりながらも、それが普段の生活に馴染んでいる。そんなところにこの作品の魅力を感じた。

『世紀の光』と同じく光の扱い方が幻想的。蛍光灯の光色が何故か少しずつ変化していく描写は、目に見えない魂があたかも光に宿ったかのよう。

時間の経過とともに人や建物が変わっても、時空を超えて魂が語りかける場面には何だかほっとする。たまに意味不明なショット(回転し続ける天井ファンとか、野◯しているとことか)があるけど、まあご愛嬌ってことで。


普段、魂の存在については懐疑的でも、お盆には多くの人がお墓参りに行くように、心の何処かで魂の存在を期待している。大切な人が亡くなり虚無感に苛まれている人にとっては、きっと沁みる映画なのではと思う。

寝苦しい夏の夜に最適なアピチャッポン作品。寝不足気味の方はぜひ!

このレビューはネタバレを含みます

昔イメージフォーラムで観て以来久々にムヴィオラ見放題パックで見直した。
眠り病の人たちの精気を抜き取っている王の幽霊=軍政や旧態依然とした王政というメタファー?
最後に掘り起こされた墓場跡地を踏んで子供達がサッカーしているのも自由への渇望的なやつかな。
kanko

kankoの感想・評価

4.0
世紀の光よりまだストーリーがあって分かりやすいが世紀の光の方が好きかも。
それでもやっぱりアピチャッポン監督作品は好きです。
またしても病院の窓の外の緑にやられるし、眠り病と言うのも、あの交信できると人とか王族姉妹とか眠ったり起きたりの若い兵士とかおばさんとか何で言うか南米文学みたいだな。

また最後に変な体操出て来たし(笑)
けっこう引きで撮っているので人物のお顔の表情とか今ひとつわからない。最後の方にアップでカオが映される。おばさんの顔が特にインパクトありました。多分そういう狙いなのだろう。

アピチャッポン監督、2作品を見るためにムヴィオラの配信パック申し込んだので満足です。
hg

hgの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

カレーを食べながら観てたから突然のリアル野糞シーンで死んでしまった
yh

yhの感想・評価

3.7
けっこう何も起こらない時間が多いけど、不思議と退屈しなかった。
広場で人々が席をころころ変える謎シーンは何だったんだ…
くれお

くれおの感想・評価

3.6
蒸し暑い夏の日の午後ってなんだか現実味が無くて
そんな時にまったりと観るのに最適
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