智沙

ボクの妻と結婚してください。の智沙のネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

後半1時間、ずっと涙が止まりませんでした。
だけど、その切なさは、よくある病気モノとは全く違う涙なのです。

原作とドラマ版履修済みで、織田裕二さん大好きなんですが、
なんだか修治のイメージと結びつかなくて、
また、ちょっと演技というか表情が苦手で嫌煙していた女優さんが出ているので、暫く私の中ではお蔵入りさせていました。
その時間が勿体なかったなぁ、と思うとともに、
今の私だからこそ、素直にこの作品を受け入れたのだとも思います。

旨にぎゅうっと来る切なさの理由は、
自分自身の病の苦しさより、残す家族の事ばかりな修治の姿です。
浮気の演技をしたり、態と悪い夫を演じて、一人で泣いて。

最終的にはどっきりを仕掛けられていたのは修治自身だったけど、
自分の脚本だからこそ、笑って天国へ旅立てたのだと思うと、
ぽっと心の中に明かりが灯るような気持ちになりました。

これは余談ですが、入江海翔くん、かわいいですね。
智沙

智沙