アップルアイス

リップヴァンウィンクルの花嫁のアップルアイスのレビュー・感想・評価

4.3
かなり長尺で途中ダレるかな、と思いきや気づいたらエンディング。
主人公のななみにはかなり最後の方までイラつくが、そもそもこういう人かなり多い。
中身が空っぽのような、自分がないような。
そっちの生き方の方が楽だからか。

徐々に変わってゆくが、きっかけのリップヴァンウィンクルは中盤からの登場。
彼女とは対照的で目が離せない展開に。

安室役の綾野剛も独特で、個人的にはこのキャラクターが一番興味深い。

岩井俊二作は独特の空気感があり、一種のフワフワした感覚になる時があるけれども本作でも健在。