ひな

リップヴァンウィンクルの花嫁のひなのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

タイトル+綾野剛出演というだけで見たのであらすじも何も読まずスタート。、

序盤、七海にイライラしかしなかった。
結納のとき七海の父は、婚約者の「ママ」呼びを気にしていた。私もそこでやべぇ奴認定した。案の定。

相手のちょっとした圧に負けてしまって自己を殺してしまう感じ、自分ではありえない状況なので共感はできず。
生徒、派遣元の社員、婚約者、義母、前半に七海に関わる人たち、あぁいう態度になるのは七海が悪いって七海が自覚してるのわかってるんだよな。
前半だけだと安室役の綾野剛がサイコパスで、やばい犯罪に巻き込まれ落ちてくやつ?と考えてしまった。アウトレイジな綾野剛出演映画を見すぎたな。

前半のドンヨリがあったせいか、後半はあっという間に感じた。
七海と真白、二人の距離がどんどん詰まっていく描写の中では、スナックで歌うシーンが好き。

安室は本当に何でも屋さん。役者もしているからか、七海は何一つ疑いもなく安室を頼るね。
前半の「自分がどこにいるかわからなくて…」ってところも安室に「スマホの地図アプリを見たらいいと思います」ってサラッと言われてるし、クラゲとかの世話の仕方もその持ってるスマホで調べろよって思うほど、七海は自分で強い意志を持って決断することができないんだなと。
クラゲのように、自分の進む道すらふわふわゆらゆら。

Coccoの自然体すぎるお芝居が、長いのに飽きずに見られた理由の一つかも。

一つ疑問、七海は安室に金払ったのか?(笑)
ひな

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