兎に角、映像が美しい。座席数40程度の渋谷のアップリンクで鑑賞。3メートル先にスクリーンがあるような小さな映画館だったので、映画(特に前半)の息苦しい雰囲気を余計強く感じたように思う。
全篇通じて黒木華に魅了されっぱなしだったが、Coccoとベッドで語り合うシーンと、最後、マンションの二階から、一人で外を眺めるシーンが特に美しかった。
岩井映画は、これまで食わず嫌いで見たことがなかったが、こんなに綺麗な映像を撮る監督なんだと納得させられた。
リアリティがない部分も含め、お伽話として全く飽ない3時間だった。