綾野剛目当てで観たのに物語に引き込まれてた。
主人公は受け答えも曖昧。平凡とか、波風立てないこととか、保身を望んで騙されて身を落とす。
でもなぜか、身を落とした後の方が孤独じゃない。
人並みな結婚とか立派な職とか、「平凡な幸せ」みたいなものはどんどん手放していく。
最後はひとりだけど、最初と同じ孤独ではない。友情を感じたひとや信頼をよせたひとの記憶を持っている。
主人公がなんでもほいほい信じるから馬鹿だなとかって思ってるんだけど、騙されてるのに最後はなぜかハッピーエンドになる。
こういう無垢な信頼が必要なのかも。
全体的によくわからないけど、映像や音楽が綺麗だし、黒木華さんが愛らしくて観るとハッピーになれる