イロトリドリ

リップヴァンウィンクルの花嫁のイロトリドリのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

『お守り』が一個あったら人は強くなれる。最後の一歩も。これからの一歩も。きらり。…お守り欲しいわあ〜!

自分の意思がなく守銭奴に利用されても気づけない。国民としての自分自身を言われている気持ちで見た。
守銭奴とはつまり…利権追いかけ回してる方々。本当に一般人がまさかと思う発想と戦略で利を得ていくと感じるので、それに近い感じだった。最後は、もう、そういう生き物なのだと割り切れて見れる感じ。

故人の母親と名前をたくさん持つ男の事務的なやり取り。ある種、全力で相手に共感して入り込んでいく技術力に感服。
そんなこんなで、主人公が最後に握手をしてしっかり区切りをつけようとした感覚にもんのすっっごい好感を持った。

後はそんな世界に自分の気付き(例えば「世界は優しい」)を持てるか、どう生きれるか、人と人の結び付きをどう捉えるか(危うさ、素直さ…素敵なようで利用されやすいだけのような、どちらとも言える曖昧さがもどかしくてウオオオ!ってなる感じのそれら)。

嗚呼模索の日々よ。

Coccoが映画に出たとは知っていたが、これだったのかと。目が離せない。青春だったからなあ。とても綺麗だ。
私もマイノリティなので嬉しい展開であったし、凄くナチュラルだった。
ええもん観た〜。
イロトリドリ

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