MakikoHirata

コンカッションのMakikoHirataのレビュー・感想・評価

コンカッション(2015年製作の映画)
4.0
華々しいスーパーボウル。現在進行形で繰り広げられているスポーツのスキャンダラスな事件を映画にしてしまった(大丈夫なの?という感じ)。アメリカの国技とも言えるアメフトを巡って、精神的疾患の原因を見つけてしまった解剖医とNFLという巨大な組織の闘いを描く。

ウィル・スミスが素晴らしい。誠実で優秀な医師を実にリアルに演じている。きっと反映できなかった事実もあると思うのだけれど、医学の進歩はいつでも正義ある研究者によって生まれることを伝えてくれる。

残念なことはCTEが今も、死後の解剖でしか見つけられないことだ。生前に発見できる細胞レベルの研究と、治療法が見つかれば、安心してみんな楽しめる。その日を願って。
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