ジェイティー

ジュラシック・ワールド 炎の王国のジェイティーのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

これまで作品の舞台となっていたイスラ・ヌブラル島の火山噴火により
恐竜たちの生命が脅かされる。
ワールドの元管理者クレアとかつて恐竜監視員だったオーウェンがパーク創設者ハモンドの元ビジネスパートナーだったロックウッドの支援の元、恐竜達を救出することとなる、しかしなんやかんやで人はまた過ちを繰り返すお話。

CGの発達とアニマトロニクスの融合でよりリアルな恐竜再現が可能となった為、その迫力は素晴らしいものがあります。
しかしドキドキという点では過去作の水準を下回っているため、
肝心な映像演出での効果を十分発揮できていないように思います。

また、映画を観る際にどうしても目をつぶらねばならないのが登場人物がバカになってしまう瞬間です。
そうでなくては話が進まないと思われていて必ずそういった場面がありますが、これはさじ加減が意外と難しいのでやりすぎるとイライラするだけで終わってしまう危険性をはらんでいます。
本作では登場するすべての人が最後までバカなのでこれはいくらなんでも製作者の甘えにしか見えないところが残念でした。

また恐らく評価の分かれ目となっている最後の選択ですが、
正直言って骨の髄まで考えに考え抜いた決断だったとは到底思えないもので、久しぶりに呆れてしまいました。
人間が行った業すべてが世界崩壊となるパターンへ安易に進んでほしくはないなぁと感じた作品です。