菩薩

餌食の菩薩のレビュー・感想・評価

餌食(1979年製作の映画)
3.3
音楽業界とおクスリの切っても切れない関係及びルサンチマン大爆発社会に向かって撃て!マンなんて超タイムリーな話題過ぎてなんとも言えない気持ちになるが、レゲエ?あれっしょ?とりあえずガンジャっしょ?てな感じで別にラスタな訳でも無くバスの中でハッパ蒸して外人に「あんたここは日本よ?」って注意される裕也さんは最高だったし、そっからSEXへの流れなんてもはやガレルより早い。新宿をただぶらぶら歩くだけで最高に画になるツナギにモジャモジャパーマ、シナリオ的には終盤に向かうにつれ完全に壊滅していくし、ラストなんてもはや「無理っ\(^o^)/」って開き直ってそうな気すらするが、「金稼ぎは結構、けど耳まで腐らせるな」は音楽業界に身を置く者全員の心に届いて欲しいど名言だと思う。若松孝二の「時代」に対する怒りは沸々と、そんな怒りを裕也さんは飄々と、この作品が成立するって事自体あれやね、ロックやね(知らんけど)。つか途中出てくるキャンディーズ風の3人組アイドルは何者だ…結構好き。
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