勝沼悠

マザーハウス 恐怖の使者の勝沼悠のレビュー・感想・評価

マザーハウス 恐怖の使者(2013年製作の映画)
5.0
 夫が何者かに殺され目の前で長男が消えた。残された妻は殺人の罪で30年刑務所に。出所した妻は神父のカウンセリングを受けるが、その家には秘密があった。。。

 これはいわばベネズエラ版『イミテーション・ゲーム』。
 ホラー映画っぽい演出は実は全部ミスリードで、ラスト30分でああこういう映画だったのかと分かる。
 真相が分かって映画のジャンルすら変わるんだけど、そこに期待を裏切られた感じはなく素直に驚ける。ベネズエラの年代不詳でエキゾチックな雰囲気がピッタリ。俳優達もいい。

 この手の映画として一つの基準になるようなお手本の一本。
勝沼悠

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