マザーハウス 恐怖の使者の作品情報・感想・評価

「マザーハウス 恐怖の使者」に投稿された感想・評価

★ メビウスの宇宙(そら)を越えて

傍らに転がる夫の死体。
闇の向こう側に消えた息子。
残された彼女に下された審判は殺人罪。
しかし、彼女は言う。「息子は家に喰われたのだ」と。はたして真実は何処にあるのか…?

…なんて物語。
とても知的好奇心を刺激する冒頭です。
しかし、これ以上の予備知識は仕入れない方が吉。何しろ、ホラーの貌をしながら、胸の奥にある湿ったところへ訴求する…そんなデリケートな物語ですからね。予断は眼を曇らせることがあるから注意が必要です。

ただ、それでも言えるのは。
物語構成力の緻密さは感嘆の極み…ということ。特に場面と場面の繋げ方は、まるでプラモデルの合わせ目を接着剤で消してしまうような…そんな気配りとこだわりが伝わってくるほどの職人技でした。

しかも、本作はベネズエラ産。
正直なところ「ブラジルの上だっけ?下だっけ?」と戸惑うくらいに知らない国なのですが(僕が無知なだけかも…)映画を楽しむために必要なのは“知識”ではなく。

大切なのは人間の自然な感情に沿うこと。
歓び、怒り、哀しみ、恐怖…そんな気持ちに逆らわず、指先に触れる刹那を積み上げていけば、言葉は違えども想いは伝わるのです。

ただ、正直なところ。
物語の緻密さに比べると、人物描写が雑だったのは事実。特に主人公である《母親》に対して、共感する余白が少なかったのは…やはり文化の違いなのでしょうか。

また、話によると映画文化が成熟した国ではない…とのことなので、映像が“のっぺり”とした質感で安っぽく見えてしまうのは残念でした。その辺りは“テレビドラマ”だと思って、割り切った方が良さそうです。

まあ、そんなわけで。
過剰に煽る邦題のお陰でホラー映画のように見えますが、実際は骨太で細緻な理系ドラマ。複雑に絡み合った糸を解すことが好きな方にはオススメできる佳作です。
観ました。

この手の作品は多くある。だから何か新しいものを期待してしまう。
びっくりさせて終わりだけじゃ許されない。
なるほど、なるほど。
時計回廊の殺人のリメイク作品だとは聞いて劇場に足を運んで観に行ったが、やっとこの作品を買って観ることができて、良かった!

本元の話のベースがしっかりと出来ている分韓国版でもそのまま使ってリメイクしたのだろうと思いました。

あまり映画の国としては聞かないベネズエラ🇻🇪でこういう作品を作るって、、、

しかも、数々の優秀作品賞を取っただけのことはあるなと!
夫と息子を殺した罪で捕まるドゥルセ。しかしこの事件の真実は不思議な彼女の家の秘密にあった……

人生初のベネズエラ映画。
言語はスペイン語ですね。
なんだか各国映画祭の凄そうな賞を数々受賞。
フォロワーさんのオススメで鑑賞。


生命体の絶対的真実を見つける


おやおや!隠れた傑作現る!
てっきりありがちな
“我が家の様子がおかしいんだが…”
系のビックリホラーかと思いきや!2転3転100点満点の展開を見せてくれるネタバレ厳禁映画!
ベネズエラなんて南アメリカ大陸のどこにあるかもわからない国(超絶失礼)で、日本の再現ドラマ程度の予算でこんなに面白い作品が作れるなんて!
邦画製作業界の皆さん、ベネズエラに足向けて眠れませんよ!
先述した通りネタバレ厳禁な内容なので触れることが出来ないが、
脚本の完成度がバリ高いのだ!

キャストはもちろんベネズエラなんで知らん!
息子役のレオポルト君が生意気なガキって感じなのに後半精神的に成長したようにみえる演技を魅せられて惚れちゃいました。

とにかく騙されたと思ってベネズエラしましょう!
邦題・ジャケ写に惑わされるな!

“我が家の様子がおかしいんだが”系ホラー好き、完成度高い脚本が好き、そしてベネズエラってどこ?という方にはオススメの作品。
序盤めちゃくちゃ怖い。
だけど物語が進むにつれ「あ!」って気付かされる面白さと感動には素晴らしさしかなかったです。
もっと深く掘り下げて観たいようなそんなホラーでした。
時間軸ってところがまた味。
emily

emilyの感想・評価

3.8
夫と息子殺しで終身刑を言い渡されたドゥルセだが、30年後保釈され、自宅へ戻ってくる。カウンセラーとして派遣された神父と共に30年前の事件の真相に迫っていく・・

 現在と過去が入りみだり、あらゆる伏線を回収していく。3つの時間軸を隙を与えず巧みに切り替え、再会や小物使いにより混乱なく、緻密に練り上げられたストーリーと時間軸の交差に魅せられる。

 謎だった事が一つずつ紐解かれていく中盤からの展開はスリリングで、すべてが収まるところに収まっていく。サスペンスやミステリー要素、SF要素を織り交ぜ、しっかり人間ドラマに落として行き、見終わった後はファンタジーからしっかり感動へとつなげていく。

 全く隙を感じさせない、考える時間を与えないストーリー展開、時空と共にジャンルを超え、すべての謎が明かされ、すっきりしたところにしっかり親子の愛と感動がやってくるのが素晴らしい。
ベネズエラの映画って観たことないかも!というところから、興味が湧きまして。

韓国映画の『時間回廊の殺人』はこの作品のリメイクなんだそうです。韓国のは怖そうですね。

好きです、この映画。何を言ってもネタバレになっちゃうので、終わり。
前半つまらなくて挫折しそうになった
後半の伏線の回収はなかなか良かったけど、いい話風にまとめられているのがいや全部お前のせいやろってつっこみたくなる
お父さんあんまり良いキャラじゃなかったけど同情せざるを得ない
Unco丸

Unco丸の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いつも通りの登場人物たちが叫んでパニクって怖かったですよね?って感じのホラー映画かと思ったら全然違いましたね。

タイムループ?タイムリープ?なにに当てはまるんだろう、だけどとても面白かった。

息子が暗闇に引っ張られるシーンと、神父との約束の握手に、お守りの石、感動するシーンが多かったな。
karin

karinの感想・評価

3.9
良い意味で裏切られた!
後半一気に伏線が回収されてって上手くまとめられてたけど、時間軸が複雑で難しかった。
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