思い出した映画たち・・・（「ハンコック」「クロニクル」はまあ、置いといて…）「大日本人」「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」「ありふれた事件」
映画のフックである「スーパーパワーを持ってる」っていう設定が思ったより話と繋がってこない…というかこの設定無くても「ダメ親父が息子の為に一念発起する」という話が成立してしまうような（別にこの能力のせいで夫婦生活が壊れたわけでもないしね。）
ベタだが、親友が傷つけられて能力が暴走してしまうとかの「一歩間違ったらメチャメチャ危険な能力」のヤバさをもっと観たかった
普通ならクライマックスに持ってくるであろう売人たち相手に無双するシーンもなんだかモッサリした印象（まあこれに関しては、モキュメンタリーという映画の体裁もあるとは思うが。劇中でも語られるモーパッサンの「傍観者でいられれば満足」という言葉そのままな感じ。）
きっと監督にとってのクライマックスは親友や息子との望んだ関係性を取り戻した瞬間なのだろうな
さほどドラマチックでない主人公の心の変遷はリアルと言われればそうなのかもしれないが、モキュメンタリーのスタイルに甘えている感もある
舞台のロケーションがこの話に合ってた（「基本天気が良い」→「ポジティブな世界観」）し、主人公含む登場人物ほぼ全員が良いヤツなところはまたあいつらに会いてえよってなるくらいかなり好きだったので、余計に設定を持て余してる部分が惜しかった
