ぬーの

ダンガル きっと、つよくなるのぬーののレビュー・感想・評価

4.9
いやあ、人生で1番泣きました。初めて鼻水まで垂らしました。なんでこんなに泣けたのか、正直よくわからないです。
脚本が特別よかったとは思わないし、やっぱり画の力なんだろなあ。

終盤はただのスポーツ観戦。所詮は作り物の試合。それなのに泣けてしまう。

自分としては、スラムダンク読んでる時の感覚にすごく似ていた。
自分が最も好きな漫画であり、何度読んでも泣ける漫画。
そこに近いものがあったからここまで泣けたのかなとは思います。

ラストのスローモーションで決めるシーンとか、心の中で花道…!!と叫びました笑

からの妹が駆け寄ってくるシーン

これ、山王戦ですやん!

今作の監督、間違いなくスラムダンクに影響受けてるな笑

あとこの映画にみてもう一つ思い出したのがスケートの浅田姉妹。
グラビアやらで活躍するようになった浅田舞と、氷上で輝き続けた浅田真央。

それに近しい展開が一回あったもので。
まあ今作のお姉ちゃんはしっかりリングに戻って来ますが(浅田舞をディスってるわけじゃないですよ!笑)

きっとうまくいく、PKが大好きで、アーミルカーンが大好きになったわたくし。

今作は前二作と監督が違うのでどうなるかと思いましたが、別の角度から映画のすごさを表現してくれたんじゃないかと思います。

きっとうまくいくとPKは脚本のうまさ、ダンガルは画の力。
カメラアングルとか、迫力とか本当に凄かった。
ルールもイマイチわかってない、今までの人生で全く関心を持ってこなかったレスリングというスポーツでこんなに熱くなれるとは…
試合中は前のめりになって、鼻水垂らしながらスクリーン見つめてました笑

スポーツ系で評判の高い映画色々見てきましたが、正直そこまでいいなあ!と思えるものに出会えてなくて。
(チアダン は別の意味で最高でしたが笑)
もう出会えないんじゃないかと思ったらこれですよ。

スラムダンクを読んで涙を流せるタイプの方には是非みて欲しいですね。絶対に泣けると思います!

そしてアーミルカーンは今作でも凄かった。
きっとうまくいくで学生、PKで異星人、今作では普通のお父さん。いやまあだいぶ普通ではないのですが笑

アーミルカーンの体作りのすごさよ。
筋肉隆々の姿を見せたかと思ったら、子供の成長とともに、腹出るし、老け込むし、ヨボヨボになるし。

こんなんロバートデニーロもビックリですよ!
あのムキムキのお腹とブヨブヨのお腹。同一人物とは思えませんよ!


あとインド映画の好きなところの一つに、インドという国がどういう国かを知ることができる、というのが自分の場合にはありまして。

今作では、鶏肉を台所で調理してはいけないというのがありました。
そういう文化がある地域もあるみたいですね、また一つ賢くなりました。
でもインド料理屋さんのカレーに普通にチキンカレーとかあるから、インドの中でも地域とか宗教とかによるんでしょうねきっと。


最後の試合もいいけど、その前の試合もかなりいいんだよな〜
ラスト2試合何回でも見たい。山王戦を何回でも読みたい感覚にやっぱり近いな。

ラスト2試合おかずにしたらカレー何杯でも食べれますわ笑


スラムダンクの山王戦もラストの方はセリフほぼなしで、完全に画の力で魅せる作品なので、まずスラムダンクを読んでみて、泣けたらダンガルみちゃってください!

親子の絆と姉妹の絆、激アツ号泣な試合の数々、珍しくて歌って踊らないけど、王道スポ根ものの完成形なんじゃないかな。本当に素晴らしい映画に出会えました。
アーミルカーンには一生ついていきます笑
早く次の映画で会いてえよーーう!




PS:この前ネットニュースの見出しで
「伊調馨へのセクハラ一部容認」というまのがあったのですが、それを
「伊調馨へのセクハラー(伸ばし棒)部容認」と読んでしまい、伊調馨にセクハラする部ができたの!?の本気で驚きました。
ニュースの中身読んで、うん、そんなわけないよね、と冷静になりました。
ぬーの

ぬーの