かつて生活の為にレスリング選手の道を諦めた父が、娘達に託す金メダルへの想い。
父と娘。選手とコーチ。実話を元に作られた女子レスリングのスポ根映画。
たまーにテレビで流れる幼き日の福原愛ちゃんの練習風景。泣きながら卓球をさせられる姿に「こんな親だったら嫌だったな...笑」とか考えてました。
本作の強面パパも鬼コーチっぷりを見事に発揮。娘たちにレスリングの才能があるとわかった途端、問答無用で地獄のようなトレーニング漬けの日々がスタート。 朝5時から短パン姿で走らせ、遊ぶ時間をカットし、好きな食べ物を取り上げ、頭を丸めさせる。あまりの理不尽さに娘たちとのバトル勃発。
でも、時に逃げ、時に抗っていた彼女たちは、ある出来事を契機に自らの意思でレスリング選手を目指し始めます。
「幼い子供に身勝手な夢を強要するのは酷い！親のエゴだ！パワハラだ！」と思ったりもします。けど、本人にとって幸せだったのかどうなのかは分からないですよね。この映画を見終わった後も、じゃあ何が正解なのかと言われると、結果論な気もするなあと。
とはいえ、レスリングに知見のなかった私でもルールが分かりやすいですし、手に汗握る試合描写にテンション爆上げでした。(あと師弟ジャンル大好き。)
いろんな方に観てほしい万人向けな素敵映画でした！
